だれかの戯曲 #003[Workshop]Fri.26th.Feb.2021.

「妖精の問題」を声に出して読んでみる

 「妖精の問題」は、2017年の初演以来、国内外各地で上演を重ねている、市原佐都子が劇作・演出を担うソロユニットQ( http://qqq-qqq-qqq.com/ )の代表作です。2016年に起きた相模原障害者施設殺傷事件をきっかけに作家自身のなかにある優生思想、日本社会での生き辛さを見つめ、できるだけ偽善的でない方法であらゆる「生命」を肯定する試みのもと創作され、第1部落語「ブス」、第2部歌唱「ゴキブリ」、第3部セミナー「マングルト」の3部で構成されています。
 事件として社会的に共有された出来事をもとに、作家個人が何を感じ形にしたのでしょうか。そして、その言葉を自分の体を通して声に出してみること、それを見ることは、それぞれどのような経験なのでしょうか。本ワークショップでは、参加者全員が、第1部落語「ブス」を割り振った役を声に出して読み合わせをし、その経験を作家を交えながら話し合います。
参照:アーティストインタビュー「生理感覚を信じる 市原佐都子のリアル」(国際交流基金WEB PAGE)
https://performingarts.jp/J/art_interview/2005/1.html


ゲスト:市原佐都子( 劇作家・演出家・小説家)

 1988年生まれ。桜美林大学にて演劇を学ぶ。人間の行動や身体にまつわる生理、その違和感を独自の言語センスと身体感覚で捉えた劇作、演出を行う。女性の視点から、性や、異種間の交尾・交配などがフラットに描かれる戯曲では、観客の身体を触覚的に刺激する言葉が暴走し、舞台上の俳優たちは時に戯画的に、時に露悪的に台詞を全身から発散させる。そこでは、男性中心的、人間中心的に語られてきた性や生殖行為が無効化し、社会のマジョリティを覆っている倫理観や道徳観念にもラジカルな疑いがかけられる。
2011年、戯曲『虫』で第11回AAF戯曲賞受賞。2013年、フェスティバル/トーキョー公募プログラム選出『いのちのちQ Ⅱ』上演。2017年、『毛美子不毛話』が第61回岸田國士戯曲賞最終候補。同年、韓国ソウルマージナルシアターフェスティバル公式プログラム招聘『毛美子不毛話』上演。2018年、KYOTO EXPERIMENT公式プロブラム招聘。韓国香港日本共同制作『私とセーラームーンの地下鉄旅行』。2019年、あいちトリエンナーレ2019のパフォーミングアーツ部門に『バッコスの信女 ― ホルスタインの雌』を出品し、2020年同作で第64回岸田國士戯曲賞受賞。

ワークショップの進行
・イントロダクション、ゲスト紹介(ファシリテーター)
・参加者は3名づつブレイクアウトルーム別れます。
・ファシリテータが参加者それぞれに読む箇所を指定します。
・ファシリテーターの合図とともに、参加者が読み合わせを開始します。
・参加者全員がミーティングに戻り、ディスカッションを行います。


※ 戯曲はご自身でご用意いただき、内容と意図を把握するために必ず事前に全編を一読してください。
市原 佐都子 (著)『バッコスの信女―ホルスタインの雌』白水社 に収録されています。
手に入れることが難しい場合は、別途メールにてご相談ください。
barbaradarling@g.ecc.u-tokyo.ac.jp(Dialogue for Dialogue ディレクター BARBARA DARLINg)
※ 演技経験は問いません。
※  取り扱う戯曲では、差別的・性的・暴力的な表現を含みます。抵抗のある方は参加をご遠慮ください。
※ 本ワークショップでは、参加者はZOOMの画面表示をONにし顔を表示させて参加することが前提となります。
※ ワークショップの録画・録音、写真や動画撮影、スクリーンショット等は一切禁止とさせていただきます。
※ 今後のプロジェクトの参考とするため、本ワークショップを録画・録音させていただきますのでご了承ください。
※ 本プロジェクトのワークショップは 1回のみの参加も可能です。
※ Zoom のURLやIDなどの共有、第三者への譲渡はご遠慮ください。

日時:2021年2月26日(金)19:00-21:00
会場:Zoom (お申し込みいただいた方にURLをお送りします。)
申込:https://forms.gle/k3zHp3C4Yk6JpXEW7 (Googleフォーム)
言語:日本語
定員:12名
 



「だれかの戯曲」とは?>